■ 歯周病(歯槽ノウロウ)ってなんだろう?

 歯槽ノウロウは、知らない間に歯が動き始め、歯ぐきが歯と歯のすき間ができたり、歯ぐきが急に腫れたりして、最後には虫歯でもないのに歯が抜け落ちてしまう恐ろしい病気です。
  長い間、治らない病気と考えられてきましたが、初期のうちに治療をすれば、その進行を止めることができ、歯を抜かなくてもすむ場合もよくなってよくなってきました。
歯槽ノウロウの原因は、歯垢(プラーク)と歯石です。 
歯垢(プラーク)とは、食べ物のカスが口の中でばい菌と混ざりあい、ベットリと歯の表面にくっついてたものです。
  歯石は、歯垢(プラーク)が唾液の成分によって長い間に固まったものです。歯石はプラークが固まった毒の石と思って下さい。歯垢は、歯ブラシで取ることができますが、歯石はもう自分では取れません。

歯周病の症例

歯肉炎の症例

歯槽ノウロウは、正式には歯周病(ここからは歯周病とします)と呼びます。歯科の分野で唯一生活習慣病に含まれている病気です。アメリカでは、「フロス OR ダイ」と言われ、「あなたは、プラークコントロールを続けていますか?それとも死を選びますか?」という意味です。
  最近、全身病と歯周病のかかわりが話題になってきました。詳しくは、矢部歯医者のCAREニュースをお読み下さい。

■ 歯周病の治療はどんなふうにするの?

それでは、治療の方法と順番について簡単に説明しましょう。この順番は、どれも省くことのできない大切なことばかりです。少し面倒かもしれませんが、歯が長持ちすることを考えれば、きっとご理解いただけると思います。早期発見・早期治療が第一です。

1. 応急処置をします。痛いところや腫れている所の処置をします。
2. 歯周病の程度を調べます。レントゲンを撮ります。
口の中の写真を撮ります。
歯ぐきの深さ、歯と歯の間のすき間、歯の動揺度と測ります。
歯垢のつき具合を調べます。
歯型を取ります。
3. 歯磨きの練習をします。よく磨けるように何回も練習します。
4. 歯石を取ります。約3回に分けて取ります。
このへんから歯ぐきの状態がよくなってきたのが、ご自分でもわかるようになります。
5. 本当によくなっているかを再検査します。
6. 歯ぐきが引き締まって、歯ぐきの下に隠れていた歯石をもう一度取り除きます。
7. 上の5と6を何度か繰り返します。
8.

手術。

歯石を取っただけでは治らないところは、手術をして治します。

9.

メンテナンスを続けます。

歯周病は、患者様とドクターと衛生士が協力してやっつける病気です。

歯科医院で歯石を取っても、プラークコントロールを怠るともとのもくあみ。

必ず再発するのが歯周病です。

一番大切なのは、日ごろの健康管理と歯ブラシです。

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